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関宿萬字隊

8月になりましたね…!!!!

「月を待つ人」まであと2ヶ月。
暑い夏の終わりにちょっと切なく胸熱くする幕末のお話を一笑ドミノではお送り致しますよ!!!

で、

その「月を待つ人」でキーなっているのが彰義隊

その中で登場人物が所属している関宿藩・萬字隊をご紹介します!



関宿藩とは下総国にあった藩です。
現在の千葉県北西部・野田市にあたります。
キッコーマンの創業地・お醤油が有名ですね。


利根川と江戸川の分岐点にある関宿は、下総有数の繁華な場所。

水運・陸運両方の要衝として江戸幕府から重要視されて毎日多くの物資が運ばれ、日光東往還の宿場にもなり、城下町は人で賑わいました。
藩主には徳川譜代大名が任じられました。
関宿城は「出世城」とも呼ばれていたそうです。


そんな藩であっても幕末になると、佐幕派(徳川公の幕府を守る!)・勤皇派(これからの世は天皇の時代!)の二派が対立するようになります。

それが分裂してしまったのは戊辰戦争の時。
会津藩から「脱走者が城下を通るときには援助するよう」との申込があった事をきっかけに両派の論争が激化してしまったのです。

勤王派は関宿を戦火にさらさない為に藩論を新政府への恭順にまとめようと尽力しますが、佐幕派約200名は幼少の藩主・久世広文を連れて藩を脱走します。

佐幕派の家老・木村正右衛門は、藩主と一部の脱藩者を連れ上野の彰義隊に合流。
久世家の替紋が卍だったことに因み「萬字隊」(卍字隊)と称することにしたのです!

萬字隊は彰義隊の中で最も多勢で、いかに藩内での対立が深刻で藩臣の動揺が大きかったことかが伺えます。


そして上野戦争のその日、萬字隊は山王台(現在の西郷隆盛像の付近)に陣を敷きます。

戦闘は、勝敗のキーとなる正面・黒門の攻防が最も激烈を極め、官軍はなかなかこれを撃破する事はできませんでした。

これは萬字隊の大砲隊が盛んに砲撃を加えていたから。
関宿藩の砲術スキルは非常に高く、正確無比の砲撃で新政府軍に甚大な被害を与えました。

そこで官軍は兵力を増強し、山王台の萬字隊を先に攻撃することに。
すると昼過ぎには彰義隊は総崩れとなり、敗北を迎えました。



藩主広文と共に上野を脱走して佐倉に逃げた木村正右衛門。

しかし藩主は関宿に連れ戻され、家族とも散り散りに。

みじめな敗走を続けるも、その後は沼津市に移り、兵学校教頭となります。
名を山田大夢と改め、静岡県師範学校の初代校長も務めました。

そして彼はこの静岡の地に眠っています…。


それを知った時、私はぞわっとしました。

遠い千葉や東京のお話だと思っていたら、実は静岡と深いつながりのある隊だったのです。
※「月を待つ人」はフィクションです。

きっとこれも何かの縁。
必ずやこの舞台、成功させますぞ!!


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【次回公演案内】

演劇ユニット一笑ドミノ 追憶公演-志-
月を待つ人

脚本:岩本憲嗣 演出:大畑智明

●日時/2017年10月8日(日)
    開演14:00~(開場は30分前より)
    (所要時間2時間を予定していますが、ずれる可能性があります)

●チケット/一般800円・学生500円・小学生以下無料(当日・前売共)
      ご予約可能です!当日精算となります。

●会場/静岡県 藤枝市民ホールおかべ(地図)

●アクセス/バス
  ・静岡駅前7番のりば 12:18発「中部国道線」→13:02着「藤枝市岡部支所前」下車徒歩約5分
  ・藤枝駅前2番のりば 12:39発「中部国道線」→13:07着「藤枝市岡部支所前」下車徒歩約5分
   ※2017年5月現在

●アクセス/車
  ・新東名「藤枝岡部IC」より約5分
  ・藤枝バイパス下り「内谷IC」より約1分、上りの場合は「広幡IC」より約3分
   ※駐車場案内は後日掲載しますが、数に限りがございます。
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by ichi-domi | 2017-08-01 13:12 | 追憶公演-志-『月を待つ人』 | Comments(0)