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十六日目の月 終演

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うんのです!
昨日の日曜日、また1つのお芝居が終演しました。

大里生涯学習センター企画で行われた、「十六日目の月」。
いつもながら、終わった実感がなくて稽古場行きそうですw


十六日目の月は、私にとって初めてやるタイプでした。
基本、高校演劇で戦争物の台本を避ける空気があったのもあり、ご縁が全くなかったんですよね。

そんな中、こはくの稽古中に、演劇の公演をやってくれないか、と公民館側から依頼がありました。

そん時は、まぁ本番前だったしまた返事は今度って感じだったんだけど、ホッケさんから「それなら短くていいお芝居がある」と十六日目の月を紹介されて。


しかし、やるとなった後の人集めにひと騒動w

念願のいとみちゃんをゲットしたのはよいが、もう1ペアが片方交渉決裂。

それでも指揮人がいないとどうにもならん!!! とアンジーの強引に近いおねだりで指揮人の気持ちをとどまらせ(?)、さらに指揮人が連れてきてくれた幼馴染の女の子を勧誘し何とか役者をそろえましたw

いまとなっちゃ、まぁるく収まっていますが、波乱だった…!!!!!



んで、いざ稽古が始まってみると、分かっちゃいたがやると想像以上に難しい事が分かる戦争物。

空想の世界ではなく、現実にあった変えようのない過去を、まず理解しないとならない。

教科書ではあまり深く触れない大東亜戦争。
本当は何があったのか。
どんな事が戦争で起きていたのか。
それをどこまで日本の一般国民は知っていたのか。何を感じていたのか。何を見たのか。

少しでも、「こんな感じかな」なんて想像でお芝居が創れない。そう思いました。

特に私は、戦争の時代を生き残った人間が、当時を振り返るという役。
全てを知っている役を演じながら、何も知らなかった当時を演じなければならなかった。


でも、ここは想像ですが、咲子ちゃんは薄々分かっていた国民なんじゃないかなぁと。
一般の国民にそんなやつがいたかどうかは分からないけれど、彼女は歴史教師を志望していた。
日本史でなければ、外国の歴史なども学んでいたはず。其の時点で、日本と外国の力の差を、感じていたのではないか…
そして、その影がちらついた瞬間、疑いを持ち始めたんじゃないか…

でもそんなこと、口に出そうもんなら非国民。

誰にも打ち明けられず、内に秘めて不安をかき消すように、従姉妹をいじりまくったり、空元気に日々を生きていた人間かな、と、いうのが私の解釈。


そんな私設定をおきつつ、演じた公演でした。

迎えた本番、来場人数は110人。
私はしょっぱなで長台詞、しかも4~5分は舞台上に一人きりで、久しぶりに心臓がバクバクしてましたw
本番前にやったラストの通しで、年号を間違えたこともあり、かなり(笑)

でもせりふを間違えることもなく、袖から見ていても今までで一番いい出来だと実感。


反応としても、鼻をすする音が客席中に響いておりました。
驚いたのが、ちょっとしたコミカルシーンでドッと笑ってもらえたこと!

そこで初めて「あぁここ笑うシーンだったのか!」と実感するシーンもw


そして一番心配だったのが、実際にその当時を生きてきたおじいさん・おばあさんが多く観劇される事。
でも客出しの際は、一人ひとりと目が合って「ありがとう」「とてもよかったよ」と深く頭を下げていかれる方が多かったです。
その世代じゃない人からも「なんとも言えない気分になった(よい意味で)」「涙が止まらなかった」と言ってもらえました。

『あぁ、十六日目の月をやってよかったな』と、『こういう芝居の形も続けたいな』と思った瞬間でした。


歴史が苦手な私には、ちと大変だったけど。
自分にとっても、お客様と同じで戦争を知るいい機会になりました。




さて、この公演、恋愛物語です!

たった4ヶ月という、社会人になってから始めての短期間稽古でしたが、舞台上でもリアルでも恋愛話の耐えない面白い期間でしたw

復縁しちゃったり、プロポーズされちゃったり←


またこの演劇を通じて、楽しい仲間が増えたことに感謝!
そして嬉しい出会いがあったことに感謝!
少しでも「参加してよかった」と言ってもらえて安堵!!(笑)


まだ打ち上げや、DVDが出来たらDVD鑑賞等でこのメンバーが集まることになるかと思いますが…

皆様、お疲れ様でした!!!



一緒にお芝居を創ってくれて、ありがとう!!!!!!!



PS
すみません、ビデオなんですが、青転と明転の明るさバランスがどうしてもとれずにオート設定にしたところ、明転した時にピントがずれるスキルが発生していました。。比較的すぐに自動で合わせてくれるんですけど。。
青転で顔がぜんぜん見えない!よりはマシだと思いますし、編集時になるだけカットしていきたいとは思いますが、ごめんなさいorz
# by ichi-domi | 2013-02-12 00:20 | 企画公演『十六日目の月』

16日目の月

今日は夜空が綺麗。




そんなこと思いながら空を見上げた





らやっと実感がわきました。


終わったんですね、公演。


今日希実とゆっくりぽわぽわしながらぐだーっとして、すごくこんな時間が久しぶりだったのを今になって感じました。

なんか今回はすごくあっという間でした。
もちろん期間も短いし、忙しかったのもあるとは思います。
でも何より今回は青之助として舞台に立つことが出来たのが一番の理由だと思います。
もちろんこはくの時の月影だって大切なキャストではあると思います。
でも台詞、気持ち。そういうものがこもるだけでずっとずっと違いは生まれるんですね、びっくりです。

最初、俺の恋を実らせようぜ!なんて正直真面目とは言えない理由が発端で始まった16日目の月。

まさかスタート時に狙っていた女の子を誘うのに失敗し実らないカップル役が実際のカップルで実るカップルが破局済みカップルというわけのわからない状況で稽古は始まり、希実と復縁しちゃうことになったり、演出は座長にプロポーズ済ませちゃうし。

最初から最後まで、内容まで全部含めて恋の幸せが溢れる素敵で波乱万丈な4か月でした。



俺は演劇が好きです。
自分を表現することが出来るから。

演じるのは役であり、役者は嘘つきなんて話もあるけど最後の反省会でホッケさんが言ったみたいに1つの役でも役者が変わることで全く別人になるのも確かです。
だから今回は誰のでもない、俺としてぶつかってみました。できたかはわかりませんけど。


そして俺は演劇人が好きです。

反省会で思いました。確かにそれも大きな理由だなーって。
演劇人って皆自分の気持ちを伝える、さらけ出すことに抵抗がないし、伝わらなかったら伝える側の問題だってちゃんと思える人ばっかだからです。

最近ほんとに自分の気持ちも伝えずにわかってもらいたがる奴がこのご時世多すぎます。

そんな中いちドミは皆がみんな恥ずかしがらずに自分をさらけ出していて、なんというか…
会いたいとかまた遊びたいっていうよりは、「そこにいて何も気にしなくていい存在」って感じです。
もちろん皆とはまた機会を見つけて遊びたいですけどねw


俺はこれで演劇にしばらくこんな風に触れなくなります。
もしかしたらこれが最後。少なくとも「一笑ドミノ」として希実と一緒に舞台に立つことは相当な奇跡でも起こらない限り無理でしょうね。
ここまできてのろけんなって話だけど正直それが一番つらい。うん。

でも、そんな最後に演ったのがこの16日目の月でよかったです。

一笑ドミノでよかったです。









んま!相当な奇跡ってのを信じてやる気は捨てませんけどね。演劇。

大学に入っても続けてくれてると嬉しいなぁ(チラッチラッ←


何はともあれ










4か月間。あざーーーーーーーーーっした!!!!!!!!








PS.近いうちに風の響稽古ものぞきに行きますからねーっ!
   かめことかだったらどんどん使ってくださいなw

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青之助役 日記より転載
# by ichi-domi | 2013-02-11 19:45 | 企画公演『十六日目の月』

♭しゅうえん //:2.10.


『十六日目の月』
無事 終演しました.。

とりあえず
直後の気持ちを残したくて
日記を書きます。

‥+‥+‥+‥

主演ということで、
カーテンコール
最後の挨拶を任されました。
一言、満面の笑みで言う予定でした。
が、
客席を見渡した途端
ぶわああ って
いろんなものがこみ上げてきて…
「ありがとうございました」は
涙声になってしまいました/(^o^)\

終わった途端
涙が止まらなくて、もう。
安堵感。達成感。満足感。感無量。
「この舞台が
 役者として舞台に立つ
 最後の機会かもしれない」
実はそんな想いも抱いて
臨んだ公演でした。
この挨拶のとき、
「これが最後でもいい」
そう思えた自分がいました。
…まぁ、
本音を言えば、
演劇大好きだし社会人になっても
続けたいんですけどね(´・ω・`)

そして、
安堵や達成感と共に
少しの緊張や不安もありました。
終演後、役者はお客様のお見送り。
今回の舞台は戦争時代のお話でした。
そう。
当時を生きたご年輩の方が
たくさん来場されていたのです。
本番を終えて、
自分たちの舞台に
自信がなかったわけじゃないけれど、
“その方々にどのように届いたのか…”
お見送りで直にお客様とふれあう
この瞬間がこんなに緊張したのは
初めてでした。
ホール出入口に立つ。
そこにあったのは、
「ありがとう」「よかったよ」の声、
微笑んでくれたおじいさん、
目に涙を浮かべたおばあさん、、、
止まったはずの涙 再来。
笑顔来る。

ご年輩の方だけじゃない。
見知った顔にも
ものすごく安心して
嬉しくもあり恥ずかしくもあり…
でもやっぱり嬉しくて。
「ありがとう」の一言に尽きます。

今の気持ちを一言で言うと、
“感謝”。
この舞台に立てたことも、
美和役をいただいたことも、
いちドミの輪に入れたことも、
多くの方にご来場いただいたことも、
全部、全部。
メンバー、来場者様、
関わってくれたたくさんの人に
感謝したい。
本当に本当に
ありがとうございました*゜



(美和役 ブログより転載)
# by ichi-domi | 2013-02-11 00:37 | 企画公演『十六日目の月』